シェイプアップはもちろん、体内環境を整えるのにも効果的だと言われているヨガ。
実はそれだけでなく、身体の歪みを直し姿勢が良くなるとも言われていて、ヨガにより猫背が治った例もあるようです。
そこで、この記事では猫背が起こる原因とデメリットを知り、「猫背改善に適したポーズと習慣」についてご紹介します!
健康な生活習慣で、心と身体を整えましょう〜!
猫背はなぜ起こる?猫背の原因
日本人は欧米人に比べて猫背になりやすいと言われています。骨格と体型が特に影響しているようですが、猫背になる原因は様々です。
頭の重さを支えきれずに猫背に
成人の頭の重さは体重の10% 程度と言われており、 体重が50kgであれば約5kgになります。
うつむく角度によって負荷は増え、実際の頭の重さの何倍もの負荷がかかっているのです。
負荷による影響は首だけでなく、肩や背中、腰にも及びます。
インナーマッスルが弱って猫背に
運動不足や加齢によりインナーマッスルが低下すると、歪みが生じて姿勢が悪くなる可能性があります。
猫背は腹筋と背筋の筋力低下によっても起こりやすくなります。
骨盤の位置がずれて猫背に
何らかの原因で骨盤が正しい位置にない、または歪んでしまっていると猫背になってしまいます。
骨盤前傾型猫背は腰が反り過ぎて腰痛も引き起こします。
また、骨盤後傾型猫背(スエード型)はお腹周りにお肉が付きやすく下腹部がポコっと出て幼児体型になり、見た目も悪くなってしまいます。
猫背の5つのデメリット
では、猫背になってしまうとどんなデメリットが生じるのでしょうか。主なデメリットを5つ挙げてみました。
1 疲れやすくなる
猫背姿勢になると内臓が圧迫されることで呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は脳に十分な酸素を送ることができなくなり、脳が酸素不足になると集中力が低下します。
そして日中でも眠くなったりだるくなったりします。
楽な姿勢だから疲れないと思われがちですが、逆に身体には疲労が蓄積されてしまうのです。
2 冷え性になりやすい
頭を支える役割をしているのが抗重力筋という筋肉なのですが、猫背の方はこの筋肉が常に凝った状態になってしまい血行不良が起こります。
そしてこの血行の悪さは全身に及び、末端の血管への血液循環がうまくいかなくなり冷え性になりやすいと言われています。
3 精神が不安定になりやすい
猫背と自律神経には密接な関係があります。
背骨の隙間からは全身をコントロールする大事な神経が通っています。
背中が丸まった状態になると、背骨が圧迫されるため、自律神経に悪い影響を与えていることになるのです。
4 痩せにくい体質になる
肩甲骨の内側には、脂肪を燃焼する作用がある「褐色脂肪細胞」が存在します。
猫背だと褐色脂肪細胞の働きが悪くなり代謝に影響を及ぼすため、痩せにくくなってしまいます。
5 ボディラインが崩れる
猫背で背中が丸まり肋骨が下を向くことで、バストやウエストのラインが崩れてきます。
猫背が進行すると、肩の位置などがずれてしまい、ジャケットやシャツが似合わなくなるといったことも。
また、骨盤の歪み(前傾・後傾)も下腹に贅肉が付きやすい、太もも裏が張って大きくなる、など下半身のラインの崩れにもつながります。
ヨガが猫背の改善にもたらすメリット
見た目だけなく体調の不良にも影響を及ぼしてしまう猫背。
ヨガによってどのように改善できるのか、そのメリットを見てみましょう。
徐々に本来の自然な姿勢に戻る
ヨガで凝り固まった身体を少しずつほぐしていくことにより、まず何よりも普段の姿勢を本来の自然な形に戻すことができます。
背骨や骨盤を支える体幹が鍛えられる
ヨガのポーズは慣れない人には少しハードな場合もあります。
「効いてる!」と表現されることもありますが、これは背骨や骨盤を支える筋力が育ち、体幹が鍛えられている証拠です。
背骨や骨盤のずれが解消される
背中をまっすぐに、骨盤も正しい位置を意識することで、徐々に背骨や骨盤のずれが解消されます。
毎日の継続で、効果が発揮されやすい
ヨガスタジオに通うこともお勧めですが、自宅でも道具不要で行えるので毎日継続がしやすいこともメリットの一つです。
また、毎日続けることで身体も早く応えてくれます!
冷え性の緩和
ヨガで筋肉がほぐれることにより血行が良くなります。
また、深い呼吸と全身を動かすポーズによりインナーマッスルが強化され、代謝や体温が上がり血流が良くなります。体の末端まで血液が行き届くので冷え性改善に効果的だと言われています。
脂肪燃焼によるダイエット効果
ヨガは深い呼吸を繰り返し行いながらポーズをとるので、脂肪を燃焼しやすくする有酸素運動に分類されると言われています。
体幹など全身の筋肉がバランスよく鍛えられることで筋肉量が上がり基礎代謝も向上すると言われています。
また、ねじりが加わるポーズやリラックス効果により便秘も改善されデトックスも期待できます。
疲れが取れやすくなる
有酸素運動であるヨガにより酸素を身体にたくさん取り込むことで緊張状態が緩和され、自律神経のうちの副交感神経が優位になり身体と精神がリラックスすると言われています。
そして代謝機能が活性化することで筋肉にたまった乳酸が体外に排出されて疲労状態が解消されます。
ヨガで猫背が治った人の姿勢改善におすすめのポーズ
毎日の生活にヨガを取り入れると良い事づくしなのがわかりますね!
では、具体的に猫背が治ったと言われているヨガのおすすめポーズをご紹介します。
ポーズをとる時、様々なポーズを取りやすいレギンスが動きやすいのでおすすめです!
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猫のポーズ【初心者】
両手両膝を床についた姿勢で、背骨を丸くした姿勢(前屈)と、背骨を反らせた姿勢(後屈)を繰り返し行うことでこわばった上半身を緩め、呼吸を深めます。
猫の背伸びのポーズ【中級者】
猫のポーズである四つん這いから息を吐きながら両手を前に伸ばしていき、胸と脇を床に近づけていきます。膝の真上に脚の付け根がくるようにします。
余裕のある場合は、胸と顎を床に下ろし、目線は前方へ向けます。脇、胸、腹部が気持ちよく伸びているのを感じられます。
ねじりのポーズ
ねじりのポーズは、座った状態で胸を張って上体をねじるポーズです。
腹部を引き締め、ウエストはスッキリと引き締まり、背中やウエストのぜい肉をとります。
骨盤、 背骨、肩など全身の骨格を整え、日常生活の癖や習慣で歪みがちな背骨を正します。
ねじることでマッサージ効果があり肝臓・脾臓・腎臓・腸に刺激を与え、内臓の血流を良くして便秘にも効果的。
基本のねじりのポーズから派生してねじりのポーズはたくさんあります。
三日月のポーズ
脚を前後に開いて腰を沈め、両手を天に向かって伸ばします。
後ろに引いた脚から、伸ばした両手の指先まで、全身のシルエットが三日月のような弧を描くことからこう命名されました。
骨や骨盤周辺の筋肉をほぐすことで、体内の血の巡りが良くなり、むくみやだるさをすっきりと解消します。
ラクダのポーズ【上級者】
全身を後ろに反らせて胸や肩周りをほぐす「ラクダのポーズ」は、膝立ちの姿勢で行うため、重力も加わり深い後屈が体験できます。
首や腰に対して負荷がかかるので、決して無理はせず、心地の良い範囲に留めておきましょう。
ヨガ以外に、猫背が治った人が実践した「3つの習慣」
ヨガが猫背改善に非常に効果的なことがわかりましたね。
ヨガ以外に、3つの習慣を身につけて猫背を治すことも可能です。
①なるべく毎日ストレッチ&トレーニングをする
背骨や骨盤の歪みを治すのには、ストレッチやトレーニングも良いでしょう。毎日行うことで改善のスピードも早まります。
②自分の姿勢を鏡で確認する回数を増やす
猫背を治したいと思った時点で一歩前進です。
一日の中で、自分の姿を何度も鏡で確認するようにしましょう。
鏡を見てハッと気付いて背筋を伸ばす、骨盤の傾きに注意するだけで少しずつ綺麗な姿勢になっていきます。
③ポジティブ思考を意識する
猫背は疲れやすく、冷え性など体の不調を引き起こしてしまいます。
そうなると気持ちも沈みがちになります。
猫背が改善されると体調が良くなり気持ちの安定も期待できますが、逆に気持ちをポジティブに保つことで美しい姿勢になるように意識することができるかもしれません。
まとめ(猫背を治して姿勢美人に!)
生活習慣や運動不足により背骨や骨盤が歪んで引き起こる猫背。
見た目だけではなく体調不良にも大きく影響を及ぼしています。
気軽に始められるヨガで猫背改善に取り組んでみませんか?筋力や体幹を鍛えることで血行が良くなり代謝が上がり、崩れたボディラインも整い自分に自信が持てるようになります。
ぜひヨガを通して心も身体もスッキリとして、姿勢美人を目指しましょう!